NHKのオイコノミアで、厚切りジェイソンさんが、子どもの頃からやってきたボードゲームが、実は学校の勉強よりはるかに、戦略などに役立っている…と話していました。ボードゲームとは、テーブルの上で遊ぶ、カードやサイコロ、コマなどを使うゲームで、厚切りジェイソンさんは１０年以上も家族で遊んできたのだそうです。
厚切りジェイソンさんといえば
IT企業役員であり
お笑いタレントで活躍されています
実は私も、
かねてからそのように思っていたので
やっぱりー！と思いました
私の実家のある諏訪地方では
かつて〝炬燵文化〟と呼ばれたものがありました
寒い冬に、
皆で炬燵を囲んで
大人も子どもも暖をとるので
そこに遊びがあり、情報交換があり
討論を戦わせ文化が生まれました
学生の頃
高校の先生が言っていた言葉を借りると
〝諏訪から島木赤彦とか
有名人がたくさん出たのは
その炬燵文化があったからだ〟そうです
炬燵の上のトランプや花札
将棋も いわゆる日本のボードゲームです
私の実家では炬燵がある寒い季節になると
父親が音頭をとり
夕飯の前後に兄妹でトランプや
花合わせをたくさんしました
その体験から
基本の戦略感覚っていうものは
どうやら子どもの頃のトランプや花札
碁ならべで
かなりいいところまで行けるぞと
そんなふうに私も考えていました
兄達はもともと
私とは地頭が違って
学校の勉強がよくできました
次兄は塾通いせず
現役で東大に入り
官僚になっていますが
子どものころ、一度だけ
トランプで勝ったことがあるんです
クリスマスケーキの
一番大きくカットされたものを
選ぶ権利はトランプで決めようと
父親が言い出して
我が家ではいつもこんなふうにやっていたんですが
昔はクリスマスケーキといったら
一年中楽しみにしている
特別なお菓子でしたので
私は〝絶対勝つ！〟と念じて勝負に挑みました
今から考えると〝引き寄せの法則、笑〟です
一番上の兄とは８歳離れ
二番目とは４歳違いです
喧嘩にならないように
父はゲームでケーキを選ばせました
「出たとこ勝負でやってみた」ら
運をつかみ勝ってしまったわけです
勝ち癖の体験として
私の人生で大変印象に残る体験でした
大人も子どももみんなで勝負して
一番チビすけの私が勝ってしまった
これには自分も驚きました
勝負の途中で、〝勝つ！〟
〝これはすごいことになるぞ！〟
勝ちが予想できた瞬間
天にも昇るような気持になって興奮したのを覚えています
そのあと～次兄が
私がインチキした！と言って
かなり悔しがり、いつまでもニラみつけていました（笑）
そんな愉快な思い出は大切な宝になっています
家族でいつもやっていた炬燵のゲームが、実は大人になってから、かなりいろいろな面で役立ってくれています。充実感・達成感・満足感・挫折感・葛藤などの感情も一度期に体験できるし、論理、心理、戦略、確率などの思考が鍛えられる大変良い遊びなんだなぁと思います。
多くの人にとっての人生の悩みの大半は「人間関係」です。学校の勉強ばかりをして優秀な大学を卒業しても「人との関係」でつまづいてしまったという話も聞きます。社会人になってから、あわてて人間関係をうまくやるための「話し方のテクニック」や「コミュニケーションに関する本」を読んでも〝すでに遅し〟というわけです。 本を読んだからといって大半は変わらないのが現実のようです。子どもの頃に身に付けておかなければ後からではなかなか身につかないものが、人との距離感であったり空気感、タイミング。また、成功者になるための出たとこ勝負感覚、「どうなるかわからないけど、とにかくやってみよう」という直感的にピンときたことをとにかくやってみるという感覚。それは幼少期の遊びで鍛えられるんじゃないかな。
コミュニケーションや戦略は
トランプや花札
ペーパー五目並べなどで
かなり鍛えられる！と思った
ブログでした
2016年9月19日 はらやま