NO.395 スピリチュアルな戸隠、なんと遭遇したのは…?龍神パワースポット戸隠神社(奥社)へ行く

 

 

 

 

〝龍の本〟を買った次の次の日

(龍使いになれる本:サンマーク出版)

戸隠奥社にどうしても行きたくなり

足を運ぶことになりました~

  

 

 

 

その日は早番で仕事が早く終わったので…

かなり迷いましたが

太陽が光り輝いていましたし~

思い立ったが吉日

「ヨシ!行こう!」

約1時間かけて戸隠奥社に向かったのです!

時計の針は

午後4時半になろとしていました

 

 

 

 

到着したころには

当然ですが(笑)~

太陽がかなり西に傾いていました…

すでに5時半をまわり

まもなく

山影に日が沈もうとしています

 

 

 

 

しかし

参拝客がまだ歩いていたので~

当然

九頭龍さまにお参りできると信じて

奥社鳥居に向かいます

 

 

 

 

あれ…

鳥居の右にいるのは警官?

 

  

 

 

何かあったのかなぁ~

まあいいや…

先に進みましょう

それにしても

本当に気持ちいい

神聖なる参道の杉並木の匂いを思い切り吸い込んで

「やっぱここには~神様いるよね~」と

ひとりごと

 

 

 

 

感動しながら写真を撮って

のんきに参道をすすんでいくと

いつのまにか

参拝客が2~3人になっている

横を見ると

あと1400メートルの看板だ…

???

計算できず

前方を見ると赤茶色の随神門だ…

あの門を越えるとすぐだっけかな…?

せっかくここまで来たのだから

行ってみよう!

 

 

 

 

そこへ

一組の年配の夫婦が参拝を終えて

こちらに歩いてきます

 

 

 

 

「これから行くんですかー?」

「はい」

「まだ…かなりありますよ」

「……」

「初めて来られたんですか?」

「うーん?昔…35年前に一度……」

「私達が最後でだれもいませんよ」

「……」

「せっかく来たのでやっぱり行ってみますー」

「そうですか…道中、気をつけて下さい…」

「ありがとうございます」

 

 

 

 

いつの間にか

山の斜面に日が陰り

神聖なる杉並木も~

うっそうと茂った巨木に感じられる…

さっきまで雑木林で鳴いていた鳥の声も

ぱったりと途絶えた

 

 

 

 

あと少しで

随神門に到着しようとしたとき

 

 

 

 

遠くから

「戻ったほうがいいですよー!」

という声が聴こえた

振り返るとさっきの夫婦が

こっちに手を振っている

(やだなあ、何だろう?____)

あたりはかなり暗くなっている

声のトーンから

これは、戻ったほうがいいかも…

急いで方向転換し、小走りに今来た道を戻った

 

 

 

 

私が戻るのをご夫婦は待っていてくれた

 

 

 

やっと

ご夫婦まで辿りつくと

「今ねえ…ここを熊が通ったんですよ!」

「えーっ!」

「ここのササヤブからきて、少し参道に座って、そして右へ入って行きました…初めて!熊!見ましたね!」

「うわっ!熊ですかー?」

「はい。熊です」

「私達もう何年もお参りに来ていますが…熊が出たのは初めてです」

「あっ! そういえば…鳥居の横に熊出没!の看板ありました~」

「今まで看板なんて無かったですから、最近でるんですね」

「まあ…とにかく驚きました!黒い塊がここに座ったんですから」

「引き留めて頂いてほんとうにありがとうございました~

あのままでしたら~熊に食べられていました(笑)!」

 

 

 

 

笑いごとで済んでよかったと~

〝命の恩人〟に何度もお礼をいって

 甘かった考えを反省しながら

大人しく帰途についたのでした~…

 

 

 

ハンドルをにぎりながら…

ふと…

それにしても

あの警官…

帰りにまだ茶屋に立っていた…

私服も2人…

 

 

 

ご夫婦が熊の報告を警官にしたら

「いま通り過ぎた人に聞きましたー」

とガッカリするくらい簡単に受け流した

私は妙な気がしたので

 「他に何かあったんですか~?」と質問したら

「……」

「いろいろ…」

もう一人も「いろいろあるんです」と

苦笑し警官同士顔を見合わせた

 

 

 

 

後日、職場の友達に話したら

〝えっー!一人で行ったの?

あのねぇ、神社にお参りするのは

午前中がいいんだよ

夕暮れになると

魑魅魍魎(ちみもうりょう)が

ついてくるからさあ〟

 「ちみもうりょう?」

化け物や妖怪のことだよ!

「うわぁぁ~」

 

 

 

 

「そういえば警官が茶屋にいた…私服2人の全部で3人」

「へえ」

「私服だと、刑事だね…」

じゃなくて、車上狙いか、変質者か、もしくは暴行…」

「やだ、婦女暴行?」

 

 

 

 

「それにしてもさ、警官も夕暮れに入っていく参拝客見つけたら、ストップしてくれればいいのにね」

私が言うと

「そりゃあ…年寄りだからね、そのまま行かせたんだよ(笑)!若かったら止めてるよ…」

「ははは(笑)…」

 

 

 

 

 「それにねー

警察は事件が起きてからでないと

面倒をみてくれないものなんだよ」

 

 

 

 

知らなかった↷

 

 

 

 

「ところで九頭龍様 拝みに行ったんでしょ?」

「うん」

「歯でも痛かったの?」

 

 

 

 

あっ…そうか

一般には歯や五穀豊穣の神様として知られてるんだっけ

まさかなあ~

龍の背中に乗るために行ったなんて

言えないもんな~

 

 

はらやま

 

 

戸隠奥社参道
戸隠奥社参道