NO.678 世界のわらべうた、ラクダの骨

 

 

 

小泉文夫 著

『子どもの遊びとうた』

ーわらべうたは生きているー

草思社 のなかに

 

 

 

エジプトの子どもの

わらべうたの紹介があります

 

 

 

この本は何十回と読んで

おりますが

初めて読んだときから

このラクダの骨の遊び

どうしても

気になっています

 

 

 

最近、海外に行く知人に

「お土産はラクダの骨を

お願いします」と

冗談半分で頼みました

 

 

 

そうしたら、 

加工してない物はムリだった

ということで

お数珠みたいな

ラクダの骨をもらいました

(写真です)

 

 

 

また、カンボジアの

アンコールワットの前で

「オネエサンカッテ」と

何カ国語も話す

子どもから買った

扇子も土産にもらいました

(TVでも、この子達のことを放送してました)

 

 

 

アンコールワット
アンコールワット

 

 

『子どもの遊びとうた』本文より

 

グループでの遊び

 

 自然物を使った遊びとしては、エジプトのような砂漠に住んでいる子どもたちは、エスキモーの子どもたちと同じように地面の上に何もないので、ラクダの骨とか、とくに助骨をよく使います。最初二つのグループに分かれ、勝ったほうがラクダの助骨を遠くに投げておいて、そこまで片足でとか、ふつうのかけ足とかルールを決めて、両方のグループで駆けていく。どちらかのグループの誰かが先にそこに到着すると勝ちで、負けたほうのグループは全員ラクダになり、勝ったほうのグループが全員その上に乗って、もとの地点まで帰ってきます。戻ってきたら、乗ってきたグループの中で一番強いものが、また投げる。そしてまた駆けていく。こうして何度も繰り返して遊ぶのです。負けてばかりいると、しょっちゅうラクダにならなければならず、またそれがさえぎるものもなく遠くに飛ぶので帰ってくるのも容易ではありません。広々とした中でやる雄大な遊びです。

〔小泉文夫著「子どもの遊びとうた」より抜粋〕

 

 


 

近年世界の人口は

さらに増え続けています

75億~76億?

 

 

 

日本の子どもたちの集団遊びは

風化しつつあり、

子どもが社会化していくのに

取り戻さなくてはいけない

最重要な遊びなのですが・・・

 

 

 

砂漠の子どもたちは

今日もラクダの骨を投げて

楽しく

遊んでいるのでしょうか・・・?

 

 

 

この遊び方を読むたびに

ワクワク感を止められません

 

 

 

  • 楽しいだけでなく砂は熱いかもしれない
  • 砂に足をとられ、なかなかうまく進まず、投げやりな気持ちになるかもしれない
  • 負けたとき悔しくて、挫折感や葛藤を味わい泣くかもしれない
  • 勝者は、充実感・達成感に満ちあふれるかもしれない
  • リーダーは戦略を考えるかもしれない
  • 困難に打ち勝つ勇気を学習するかもしれない

 

 

 

 

つい、遊びに参加している

気持ちになってしまいます

 

 

 

育ちによい要素が

たくさんありますね

 

 

 

今、圧倒的に子ども同士の

ふれ合いが減っている、

群れ遊びが減っている 、

ゆえに社会性が育たない・・・

 

 

2019.2.7   

 

 

 

 

竹内まりやさん〝いのちの歌〟は命の問題を解決してくれる歌

 

 

 

今これをやらなきゃダメなんじゃないか?

 

 

 

◎わらべうたを考える