No.77 ひょうきんのすすめ(グアム)ビーバーはいるけどジャスティン・ビーバーはいないよ

 

 

先日プライベートで、グアム旅行に行ってきました。 言葉の違う国を旅して、改めて、ひょうきんさやユーモアの感覚って大切だなぁと感じたので、そのことについて書きたいと思います。

 

 

 

        タモン湾
        タモン湾

グアムは、過去スペインのときがあって、少し日本のときもあったのですが、

今はアメリカ領です。

日本人の観光客が多いため、ホテルの従業員も、ショッピングセンターの従業員も、タクシーの運転手さんもみな日本語に興味があるとのことです。 グアムの観光産業は実質的に、日本人の消費によって支えられているというわけで「ダイジョウブ―」をあちこちで聞きました。こちらが困った顔をしてないのに、「ダイジョウブー」です(笑)。語尾が伸びる言葉は、印象に残るのかもしれませんね。

 

 

 

語尾が伸びるといえば、私が、タモンビーチでボートに乗り込むとき、

「せーの!どっこいしょー」と掛け声をかけて乗り込んだら、係員が目をキラキラかがやかせて、「オッー♪ ドッコイショー」と、感動の様子。 

グアムでは、掛け声がない?のか、そもそも掛け声をかけて体を動かさないのか・・・とにかく、嬉しそうに新しい日本語を覚えたぞーっという顔をしていました。

 

 

 

  
  

ジャングルの中にある、チョモロ族の復元村に向かうクルーズに参加したときには、係員の日本語によるひょうきん案内に感心しました。

国籍が違う客とコミュニケーションをとる方法として、ユーモア、ジョーク、ひょうきんを使っているんですね。

 

 

 

たとえば、遊覧船に乗り込むときに、

「何人?」と聞くので、家族3人だから「3人」と答えると・・・

「オー、チガウ、チガウ・・・4人ネ!」と言って、自分を「1人・・・」と差して私たちを 「2・3・4 ネ・・・(笑)」 そこで、ドッと笑いが起こるわけです。 グローバル化のこれからは世界の方々と交流を持つ機会が増えていきます。

未来に向けての子育ては、ますますユーモアやひょうきんさを意識し、引き出しに持てるようにしてあげることが大事なんですね。

 

 

 

アメリカの女性のお客さんには、英語で、「この河の中にはビーバーはいるけど、ジャスティン・ビーバーはいないよ(笑)」といって大爆笑。

チョモロ族の復元村では、火起こしの出し物があり、ジョークづくしで退屈させません。

「アッチッチ、アッチッチ、アツイヨー!」 みごとに火がついたときには、なんと「ショーコー♪ ショーコー♪ ショコショコ(笑)」 日本人も忘れかけてた オウム真理教ダンスを踊って、落ちは・・・

ドチラモアブナイヨ~(笑)」 おみごと(拍手!)

 

 

 

このジャングルは、横井庄一さんの隠れていたジャングルです。

案内のグアムの方は、日本人が日本の歴史を語るように、上手に事実を説明してくれました。 

 

地球上に一緒に暮らす仲間として語っているように感じられ、感動しました。 

どの国の人も皆それぞれが、幸せに暮らせるようにならなくてはいけないと思いました。

説明を聞いていて・・・ふと、横井さんが日本に帰ってから、どうして、うまく再生できたのだろう・・・と疑問が湧いてきました。

言葉ではつくせないほどの、サバイバル生活が28年間も続いたのです。 それなのに、日本で結婚し、再び一歩を踏み出したのです。 そのカギは、やはり、幼少期の育ちにあるのではないのでしょうか。 すぐには、へこたれない精神の基礎が体のなかに出来上がっていたとしか考えられません。(このことについては、次の日記で考えてみたいと思います)

 

 

 

     いい香りのプルメリア
     いい香りのプルメリア

この日記は、最後に、わらべうたに戻らなければいけないですね(笑)

 

グローバルな時代において、外国人の良さを取り入れることも必要ですが、日本人としての個性があってのプラスアルファです。

 

 

ユーモアのある人材づくりには、ぜひ わらべうたの「だるまさん にらめっこしましょ」を遊んでくださいね。

 

日本の伝統の遊び、だるまさんのにらめっこを途絶えさせないようにお願いします。

そうじゃなきゃ、グアムの人に、「ダルマサン、ニラメッコ シマショ、アップップー」と盗られてしまいそうです~。

 

 

2012年4月11日 はらやま

 

コメント1へ返信

うなぎの岡谷さん、コメントありがとうございます。さて・・・難しい質問です。日本人のコミュニケーション力が、世界の中で劣っているかいないか、勉強不足で実のところわかりません。また、コミュニケーションの定義が広くそれによって、細かく違ってくるので、これを機会に勉強したいと思います。私達中高年は、たぶん小中学校のとき先生に、日本はほぼ単一民族(正確にいえば違うが)であり、日本語さえできれば暮らしていけるが、欧米は多民族が一緒に暮らしているので、日本人よりコミュニケーション能力や表現力が発達していると教えられたような記憶がありますが・・・

はらやま

 

 

コメント: 1 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    うなぎの岡谷 (金曜日, 04 5月 2012 21:35)

    グアム素敵ですね!チョモロ族。ユーモア、ジョークがお得意なのですね。
    やはり、コミュニケーション力は、外国の方のがあるんですかね?