
こんばんは
はらやまです
今年の寒さは 応えますね
雪かきを何度もしました
もう降らないでね!と
願うばかりです
今日は
古牧あけぼの幼稚園と
長野あけぼの幼稚園で
カリキュラム
〝わらべうたの時間〟を
行いました
年少組10:15~10:45
年中組10:50~11:20
年長組11:35~12:05
でした
子ども達の歓声が
遊戯室に響いていました
古牧年少組 とおりゃんせ

古牧年中組 あーぶくたった

あーぶくたった あずきを戸棚にしまうところでアクシデント~

長野年長組 かごめかごめ

【わらべうたの記録 2024.2.18 古牧・長野】
- 【古牧 年少組】このクラスは〝ゆきこんこん あめこんこん〟のわらべうたを初めてやった。今朝から小雪が降っているのでちょうどよい。最初できなかった〝どん〟のタイミングがわかってきたら大はしゃぎ。皆、喜んで笑い転げている。次のわらべうたに入ろうとすると「もういっかい!」と子どもからリクエスト。体中で喜びを表現しているのをみて嬉しくなった。「〝ゆきこんこん〟これだけでこんなに喜ぶなんて・・・」と言葉にすると担任も微笑みながら頷いてくれた。年少児の発達にピッタリ合っているなと思った。遊戯室は盛り上がり仲間関係を深めている。『集団遊びが盛り上がると、集団的興奮が起こり、子ども達の関係性が親密化してゆく』というのはまさにこのことだ。〝ひらいたひらいた〟では、丸くなって歩くところを練習した。手を離したりおどけたりしていた子どもも、くり返すうちに出来るようになった。今まで門を私や担任がやっていたが、子ども同士で出来るようになっていた。(上に写真あり)
- 【古牧 年中組】〝きーりすちょん〟をやった。やっぱりこの時期の年中児の発達に〝きーりすちょん〟はピッタリ合う。くり返すうちに誰かが「たのしい~!」とつぶやき、そして誰かが〝あほらしちょん〟の息継ぎで「へいっ!」というのを考えついた。子ども達は気に入り皆がそのタイミングで「へいっ!」といって笑い転げている。次第に声が揃っていったのには感動した。かつてない展開に気を引き締めながら、私はとても愉快になった。子どもってすごいなぁと思うし、研究者が使うことばに「わらべうたは生きている」ってあるけれど、まさにこの場面なんじゃないのと思った。。この遊びは役交替遊びに分類され、単に楽しいだけではなくリズム感と共に社会性であるルール感覚が学べる特徴を持っている。歌が終わったところで役を誰かに渡し、その後釜にはいる。役を渡された子どもは役を演じるという簡単なルールだ。かつての子ども達は、このような群れ遊び(集団遊び)で社会の規範意識につながるルール感覚を、学校教育以前に、主体的な子ども同士の遊びの中で楽しみながら身につけていた。今、それが衰退している現状があるので、このわらべうたはずっと遊び継がれて欲しい。5~6才の年齢になると殆どの子どもの中に遊びを面白くするという意識が育ってきて、創意工夫する力がぐーんと伸びる。あーぶくたったで、あずき役(鬼)のこどもが戸棚にしまう場面で何を考えついたのか床に寝そべって動かない。子ども達は面白がり皆で一丸となって、あずきを戸棚にしまっている。まさに創意工夫している姿だ。(上に写真あり)
- 【長野 年長組】始まる前に、男の子と女の子が寄ってきて「わらべうたすき~」と口々に伝えてくれた。さあ、スタートしますよ。年少からわらべうたをやってきて、ほとんどの遊びを楽しくこなせるようになってきているけれど、体験してほしい〝わらべうた〟はまだまだたくさんある。初めて「おもやのもちつき」「なかなかほい」「かわのきしのみずぐるま」「おちゃらかほい」「かごめかごめ」を行った。敏捷性・とっさの判断力などを鍛えながら友達と楽しく遊んだ。専門家によると〝わらべうた〟はコミュニケーションを司る前頭葉を活性化させる。それと同時に集中力や記憶力も子ども同士で遊ぶ運動刺激によって強化される。〝おちゃらかほい〟を「わからない~」といってた子ども達もみるみる上達し夢中になっている。笑っている。この笑いがチェックポイントだ。年長のわらべうたは、より運動遊びの要素が強くなる。動作修得の黄金期は4~10才。この動きの巧みさがよく伸びる年齢にいかに多くの運動経験を子ども達にさせてあげるかが鍵といわれている。わらべうたのメニューは10才くらいまでなので、動作習得の黄金期とビッタリ合っているところが私としては感動どころだ。研究者の「わらべうたは子どもの本性と発達を見定めた遊び」ということばが思い出された。長野の年長さんは〝わらべうた〟が終わると私の荷物を職員室まで運んでくれる。とても嬉しい。
近年、子どもの体力低下が
問題視されています
わらべうたの運動が
もたらす効果は
身体能力や健康状態だけでなく
心理的にも社会的にも
発達を助けます
また
仲間意識・連帯感の希薄さも
育成上の課題と
なっていますが
〝わらべうた〟は
仲間意識・連帯感の育ちにも
貢献します
集団で声を一つにして歌い
身体を十分に動かしながら
「たのしかった~」と
歓びを分かち合い
顔を見合わせて気持ちよさを
一緒に体験する
みんなで楽しめる
〝わらべうた〟の集団遊びの
復活を願います
2025/02/18