NO.1069 〝こりゃどこのじぞうさん〟地味なわらべうた再評価、改めて思い知りました

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

里帰りで孫が生まれて

一か月になります

 

 

チャンスといえば

チャンスでした

 

 

生身の赤ちゃんに

伝承のわらべうたを

実際、歌いかけると

どのようになるかを

 

確認するチャンスだったのです

 

 

それは 重々わかっていましたが

 

 

年末年始だったり

職場も忙しかったり

なかなか

腰を据えて確認が

できませんでした

 

 

 

 

 

そのなかで

 

 

一つわかったことが

あります

 

 

親子のわらべうた広場を

長くやっていますと

どうしても

歌う わらべうたは

自分の好みに偏ってきます

 

 

わらべうた伝承者の

小林衛巳子先生も

かなり前になりますが

 

仰っていました

 

 

長くわらべうたをやっていると

どうしても

自分の好きなわらべうたに

なっていってしまうのよね、と

 

 

私は

「おらうちのどてかぼちゃ」や

「こりゃどこのじぞうさん」を

ほとんどやってないことに

気付きました

 

 

最初の頃は

確かにやっていました

 

 

 

 ところがです

地味だと思っていた

わらべうたが

実際、孫にやってみると

とてもピッタリくるのです

 

 

わらべうた:〝こりゃどこのじぞうさん〟をやってみました 2か月児

 

 

やっぱり

新生児~3ヶ月くらいまでは

ゆっくりとしたリズムが

赤ちゃんには

相応しいんですよね

 

 

縦抱きにできない

首の据わらない

赤ちゃんとのふれ合い歌

あやし歌として

大変ふさわしい〝わらべうた〟

だと再認識しました

 

 

このスピード時代です

私の生活といえば

毎日、ぱたぱたとしています

石ころにつまずいたり

ドアにぶつかったり

バックを掛けたまま

料理したりしています

 

 

職場では

「はらやまさん、気を付けてくださいね(交通事故)」

などと若い子にいわれたりします

 

 

そんな時代だけれど

赤ちゃんの発達は

旧石器時代から

ほとんど変わってないと

専門家はいいます

 

 

赤ちゃんが

オッパイをたくさん飲んで

すくすく育つためには

ゆっくりの時間が必要なのです

 

 

 生後4か月までは特に

脳の発達が目覚ましくて

8か月で

一生分の数のシナプスが

出来上がってしまうと

 

 

先日、上高田保育園の

園長先生が興味深い

話をして下さいました

 

 

ですから

 

 

この時期のあかちゃんの

成長に合わせた

より良い刺激と遊びを

用意してあげることが

大事なのです

 

 

目を見て 微笑んで 

語りかける

抱っこして なでなでして

くすぐる

赤ちゃんの心地よいと感じる

リズムで歌いかける

 

 

そういったアプローチを

〝わらべうた〟はしてくれます

 

 

新生児~乳幼児の

脳の発達にピッタリなのです

 

 

それによって

オッパイもたくさん飲む

ようになりますよ~

 

 

【わかったこと】

 

こりゃどこの じぞうさん

うみのはたの じぞうさん

うみにつけて どぼーん

(じゃぶじゃぶじゃぶ)

 

  • 「こりゃどこのじぞうさん」は、特定の地域(海のある県)で、一般の市民が子育てのために頻繁にうたっていたわらべうたなのでしょう。海のない長野県でうたうのはしっくり来ないけれど、実際、新生児を抱っこしてうたうと とてもピッタリくると気づきました。このわらべうたを歌いかけることで脳のシナプスが繋がれているのだな、とそんな実感さえありました。歌だけ聴いていると良さが100%伝わりませんが、実際赤ちゃんを揺らしながら、この子がすくすく育ち、人生って数々の荒波があるけれど それを乗り越えていって欲しいと願いながらうたうと、最高の子育て歌であり、最後にどぼーんやじゃぶじゃぶの遊びがついていて、うまく赤ちゃんとの愛着を考えた歌だと感心させられました

 

♪おらうちの どてかぼちゃ

ひにやけて くわれない

 

  • 「おらうちのどてかぼちゃ」は、謙虚さの美徳が歌詞となっている。赤ちゃんの可愛さを誇示するようなことはしない。可愛いすぎるけれど、可愛いことの裏返しの言葉でうたっている、日本人の文化がわかる唄です

 

わらべうたは

自然な語りかけが

歌に変化して

子どもがすくすく健康に育つように

願いのがプラスされ

現代に伝承されてきている

 

 

孫の誕生によって

よくわかりました!

 

 

2022/01/19