NO.1065 今だから読みたい「伸びる子どもは○○がすごい」感想 わらべうたってやっぱり役立つ

「伸びる子どもは○○がすごい 」榎本博明 著

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

先月、蔦屋で

「伸びる子どもは○○がすごい」

榎本博明 著

日本経済新聞出版本部 発行

を買いました

 

 

目次をぱらぱら見ると

キーワードに〝遊び〟が

あります

 

 

私はわらべうたを伝承して

います

 

 

〝わらべうた〟は

いわゆる

〝うた+遊び〟です

 

 

歌だけのものも

ありますが

ほとんどが 歌の伴う

遊びなのです

 

 

何か新しいことが

書いてあるかもしれない

そう思ってレジへ

 

 

ヘックマンさんの研究から

子どもの教育に〝遊び〟

が重要であることが

わかってきたのですが

 

 

〝遊び〟によって

高められる〝非認知能力〟

についてやっぱり書いてありました

 

 

読み進めるたびに

うーん

唸ってしまいます

 

 

結論から申し上げます

大変、勉強になりました

一字一句丁寧に読みました

 

 

教育関係者や

お母さん、お父さんに

是非、読んで頂きたいと思いました

 

 

私は

わらべうたの遊びが

子どもの育ちを良くすることを

知っていて

10年間 実践して

まいりました

 

 

ですが

この本を 今回 読んだことによって

さらに整理され

確信へと至りました

 

 

将来、収入的にも満たされ

幸福感のある人生を導くのは

IQではなく非認知能力であり

非認知能力を高めるのは

就学前の

遊びや経験である

 

 

すなわち

このノーベル経済学賞を受賞した

ヘックマンさんの研究は

わらべうたの伝承活動〟を

後ろ盾してくれる研究

となったのです

 

 

早期教育による

IQの伸びは一時的に伸びても

実は長続きしない

将来に影響する長続きする発達は

自然や遊びの経験から身につける

非認知能力であった

 

 

友達と群れになって

遊ぶことで

将来、収入的にも

幸福感的にも

成功しやすくなるとしたら

こんないいことは

ありませんよね

 

 

思い通りにならない経験をし

相手には相手の視点があることを

学び

我慢することを学びます

 

 

それによって

相手の気持ちに共感する力や

自分の感情をコントロールする力が

身についていく

 

 

この非認知能力が将来

企業に就職したときにも

役立つと書いてあります

 

 

幼い頃、友達と十分に遊ばせて

コミュニケーション面の

非認知能力を高めておくと

大人になってからの

人生における成功率が高く

なる

 

 

わらべうたの集団遊びが

貢献する!のです

 

 

第5章では

人生の荒波を乗り越えるために

必要な力

レジリエンスについて

日本の現状から

細かく書かれています

 

 

生まれてから先ず

折れない心を育む愛着を形成し

自己肯定感を育ててから

次に〝叱る〟ことを通して

適度な負荷をかけ 

自己効力感を育てると

書いてあります

 

 

「傷つけない子育て」より

「傷つきにくい心を鍛える子育て」

について

細かく説明されており

大変勉強になりました

 

 

昔から

〝子育てはゴムのように〟と

いわれますが

 

 

愛着をしっかり育ててからの

厳しさ〝叱る〟ことは

実は、「人生を乗り越える力」

となり

「傷つきにくい心となる」

 

 

なるほど!

大変、勉強になりました

 

 

人生、嫌なことだらけです

乗り越えていかなきゃ

いけませんものね

 

 

若者にみられる浮かび上がる問題点(本書より抜粋)

 

  • 子ども時代に身に付けておくべき能力。子ども時代に身に付けておかないと、あとで取り返しのつかないことになりかねない能力。それを考えるにあたって、日頃新人に対して抱く違和感がヒントになる。(中略)仕事上の注意やアドバイスをいくらしても改善がなく困っているという管理職の人たちと話すと、こちらの言うことが全然染み込まない。それには人の思いに想像力が働かないということが絡んでいる。なぜそういうことを言うのか理解できないのだ。言われて不快だという自分の感情しか目が行かない。

  

  • 有給休暇を取る際には周囲の状況や他の人の都合を配慮するのがこれまでの常識だったが、そんなことにはお構いなしに、忙しい時期に突然有給休暇を申請する新人について嘆く声も聞かれるようになった。だれもが殺気だっている忙しさを感じないのか、自分が休むことで他の人にしわ寄せが行くといった想像力が働かないのか、自分の権利の行使が何よりも優先なのか、いずれにしても理解を絶すると呆れ顔で言う。指示待ちの傾向も、想像力が働かないことに連動している。すべきことをしていないのを注意されたときに、「そんなことは言われていません」などと平気で言ってしまうのも、ひとつの指示から仕事の流れを想像して準備するといったことができないからだ。

 

【読後感想】

●子ども時代に身に付けておかないと取り返しがつかない〝想像力〟を友達と群れになって遊ぶ〝わらべうたの集団遊び〟から学ぶことができると思いました

●人生の荒波の〝乗り越え力〟につながる 思い通りにならない経験を友達との〝わらべうた遊び〟から学ぶことができると思いました

●人生の苦難を乗り越える力の要素〝自己肯定感〟の根っこをつくるのに〝わらべうたの親子ふれ合い遊び〟が役立つと思いました

 

 

IQが高くてもEQが高くないと

社会で成功できない

 

 

〝遊び〟はさまざまな非認知能力を

発達させる

 

 

逆境に負けない心は

就学前の〝遊び〟で高められる

逆境に負けない人は

次のような性質を身に付けている

 

 

  1. 自己肯定感が高く自己受容ができている
  2. 楽観的で未来を信頼している
  3. 忍耐強く、意志が強い
  4. 感情コントロール力がある
  5. 好奇心が強く、意欲的
  6. 創造的で洞察力がある
  7. 社交的で、他者を信頼している
  8. 責任感があり、自律的
  9. 柔軟性がある

 

 

どうぞお奨めの本です

読んでみて下さい

 

 

2022/01/12