NO.769 すごい作文!

 

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

 

私事で失礼します

嫁いで35年たちました

 

 

 

実家の物置にある

幼少期の卒業文集や写真やらを

段ボールに入れてあるから

持って行って欲しいと

兄からいわれて

 

 

 

ああ、そうだったんだ~

嫁に来るとき

置いてきたんだね、と

持ち帰り開いてみると

 

 

 

なんと

私の前のMさんの作文が

あまりにもユニークで

くっくっく

おったまげました!

 

 

 

小学校卒業文集

33人中の初っぱなを飾る

電気屋のMさん

の作文を紹介します!

 

 

 

 

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◎一年生の時だった・・・

〔おもしろい二人の先生〕

 よく、わたしの家へ、H先生やわたしたちをおしえてくれるK先生が来た。K先生が来ると、どっちがさけをのむかってきくと「そりゃあH先生の方がさけをのみますよ」っていって、H先生が来た時、「K先生とどっちがさけをのむかってきくと、H先生は「そりゃあK先生のほうがのみますよ」って、よく二人は反対のことを言っていた。H先生がわたしの家に来て、母ちゃんと話している時、わたしは、算数をやっていてちっともできなんで、とてもひやあせが出ていた時、Mさんが遊びにきたら、H先生が「今、勉強しているわい」って、おこったいい方して、Mさんはびっくりして帰っていってしまって、とてもMさんがかわいそうだった。

 

 

 

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作文を書いたMさんの家は

町の電気屋さんだったので

なにかと先生の出入りが

多かったようです

 

 

 

かっこつけた作文よりも

このような作文のほうが

ほのぼのとします

 

 

 

 当時を思いだしてみました。K先生がわたしたち1年生の担任で、H先生は5年生の兄たちの担任です。我が家の次兄もH先生に教えて頂いていたので、我が家にもH先生が来たことがあります。H先生は女の先生です。家庭訪問のときに母がビールをお出ししていたのを覚えています。「妹さんもいらっしゃい」とH先生がおっしゃるので、そばに行って調子にのっていると、母がテーブルのしたでわたしの足を〝お行儀よくしなさい〟という意味でギュッとつねったことを思いだしました。人生で、母につねられたのはあれが、最初で最後でした。のちに、母と次兄が話しているのを聞いたところによると、H先生がきっかけで兄は数学の成績が伸びて、東大を出ることができたのだというような話です。

 

 

 

 

よそゆきのことばではない

こういう作品が

時代を超えて愛される

作品なんだと思いました

 

 

 

Mさんが実際に目にしたものを

何の野心もなく

言葉を使って記録した

こういう作文(日記)が

時代のふるいにかけられても

面白さを出してくれるのだと

 

 

 

ちなみに

二番バッターのわたしは

「二のみや金次郎さんと入学」

という本当につまらない内容で

読む気もしませんでした

 

 

 

 

 

【過去ブログ】 

 

 

おまじないをする猫 

 

 

 東部児童センターで小学生とわらべうた遊び

 

 

 動画:子どもの遊び 積み木をくずす喜び