対人的能力が育まれる伝承遊び「わらべうた」

手を繋いで〝平和な心〟を体で感じる


おはようございます
はらやまです
一昨日は、上高田保育園の
雲組さん(年中児)と園庭で
わらべうたの集団遊びをしました
*
かつて日本子育て文化では
こうした
わらべうたなどの群れ遊びが
子ども達の育ちを助けてきました
わらべうたなどの
集団遊びは
対人的能力の基礎が育まれます
(人間関係力)
田坂広志先生の基調講演
「21世紀の教育は、どこに向かうのか」では
これからの時代は
論理的思考はロボティックスに
取って代わられる
「知識の記憶力」「論理的思考力」の時代から
「感覚的判断力の時代」に
変っていく
実社会で活躍できる人材は
大きく分けると
5つの能力が必要になってくる
「知識の記憶力」と「論理的思考力」
だけではダメな時代が
すでにきている
第1 基礎的能力
第2 学歴的能力
第3 職業的能力
第4 対人的能力
第5 組織的能力
実は、第4の
「対人的能力(人間関係力)」は
本を読んでも
哲学書を読んでも
宗教書を読んでも身につかない
実践でしか身につかない
私は、わらべうたと照らし合わせ
納得しました
子ども達は昔から
遊びのなかで人と関わる力を
身に付けてきましたが
そのなかにこの
〝わらべうたの集団遊び〟が
ありました
対人的能力(人間関係力)は
幼児の頃
友達と手を繋ぐ遊びの体験も
将来、人と上手くやっていく
体験の一つだと思っていて
手を繋ぐことが嫌いだったり
経験不足で出来ない子どもが
まず、わらべうたで
手を繋ぐことを体験し
輪になって リズムに合わせ
牧歌的に歌っていると
次第に
おさな児なかに 平和の心が
浸み入っていくのかなと
思っています
そしてのちに、社会人となって
人をまとめてリーダーシップをとる
力でもあると
*
具体的に田坂広志先生は
対人的能力(人間関係力)とは
- 相手の状況を「想像」する力
- 相手の心理を「推察」する力
- 相手の心境に「共感」する力
それは、本を読んでも身につかない
体験でしか身につかない
対人的能力のなかの
自分のエゴを押さえる能力の
話もされていますが
わらべうたでは
つかまったら 鬼にならなければ
いけない
嫌いな子とでも 手を繋がなければ
いけない
の〝エゴを我慢する〟練習が
遊びのなかで学べるわけです
まとまりがない
文章ですみません
本日お伝えしたいのは
「わらべうたは、子どもの育ちに貢献する遊び」です
民俗学者 飯島吉晴先生の著書でも
わらべうたなどの
伝承遊びは
子どもの発達状況に応じて
無意識の腕と体を鍛え
知力を磨きあげることができる
そして、子ども達は
この遊びを通して
自らの心身の要求やエネルギーを
健全な形で発散できるだけでなく
さらに自然との触れ合いや
社会生活のルールを身体で学び
心身の全体的な発達を促進できる
と仰っています
多くの保育園・幼稚園
認定こども園・学童保育で
伝承遊びのわらべうたが
どうぞたくさん遊ばれますように~
2025/06/27