No.318 古牧あけぼの幼稚園でわらべうた参観日

 

今日は、古牧あけぼの幼稚園で参観日がありました。

ご家族と一緒に“親子でわらべうた″をさせて頂きました。

最初の50分間は、年長・年中さん、次に年少さんが40分間の時間割でした。

ご家族の皆さま、梅雨時で足もとのお悪いなかをご参加いただきまして、本当にありがとうございました。


 

休憩時間に手を洗いに行くと、

洗面所から年少さんのお部屋が見えました。

お当番さんが前に出て、

挨拶をしているところです。

 

「きょういちにち、よろしくおねがいします!」

息をバンと吐き出すような、大きくはっきりとした可愛い声が聞こえます。

 

 

うわっ~

感動です!

 

 

「ハイ!こちらこそよろしく!」

そんなふうに洗面所から答えたくなります。


 

「今日一日よろしくお願いします!」という、

ことばは背筋がピンとすることばなので、

私は昔から大好きなんですが・・・

それを若干3歳の子どもさんが言ってるんですから、

ほんとスゴイことです!!

 

 

よく考えてみると・・・

つい3か月前に入園したばかりの年少さんですよ~。

立派ですよね!

 

 

 

近年の子どもは、腹の力が弱く、お腹にグッと力を入れて、息を吐き出すようなことは苦手だと言われています。

ところが、

何回かあけぼの幼稚園に伺って感じていましたが、

ここの子ども達は、

ほぼ全員が大きく声を出すことができています。

 

がなりたてるのではなく、天井にひびくようなはっきりした強い声です。ですから、歌もどならずにきれいに歌えます。

 

 

 

教育学者の齋藤孝先生は、

強く大きく声を出す大切さについて、次のように書かれています。

             

              ↓

 

 人間のからだは、息という柱を通すことによって、はじめて姿勢も調うのです。姿勢だけを調えていても息が弱いと、水が通らないホースのように、芯の入ったよい姿勢がつくれません。からだに芯が入るとは、精神に芯が入ることです。つまり息を鍛えるとは、人間形成の上でもっとも大切なことの一つといえるのです。幼児期にまず必要なことは、強く息を出し入れすることで、そのためにまず最初に訓練するべきは、強く大きく声を出すということです。

息が弱いと強い意志をもちにくく、集中力が持続しません。息のコントロールは、意志や集中力の持続にかかわる、つまり、人格形成に重要な役割を果たすものであると私は考えます。幼児期の教育として、息の鍛錬が一番大切だと主張する所以です。

 

 

 

今年は、わらべうたを園児の皆さんにお教えするために、年間を通して古牧あけぼの幼稚園長野あけぼの幼稚園に伺います。

私も園児の皆さんに負けないように、からだに息の水流を通し、強い水流の流れるホースのように、張りのあるからだで楽しいわらべうたをお届けしたいと思います。

 

 

 

2015年7月1日   はらやま