No.206 なぜこの活動を始めましたか?新聞取材わらべうた遊び

週刊長野新聞の取材で、活動をはじめた理由を聞かれました!

週刊長野新聞
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なぜこの活動を始めましたか?

今から15年前、幼稚園で親子教室を担当しているとき、わらべうたが乳幼児親子にピッタリの遊びではないかと気付きました。

 

親子教室の製作活動にいつも疑問をもっておりました。

親が大半を作ってしまい、子どもがお客様になてしまう製作活動は、

子どもたちの顔が ちっとも楽しそうではなかったのです。

 

その頃、ポツリポツリと1歳児も入室してくるようになり、月齢に合わせた子どもの発達に合った教室内容が求められていることを感じていました。

 

もちろん親子製作の利点はあります。

製作の好きなお母さんにとって、癒しの場になっていると思います。

全否定しているわけではなく、製作活動を極力少なくして、

子どもの発達にピッタリ合った遊び、今しかできない遊び、今やるべき遊び・・・全体的に、言葉も知能も情動も社会性までもが発達する遊びはないか・・・

個人的にそんなふうに感じておりました。

今思えば、あの頃から「わらべうた」というイメージが私の意識にインプットされ、「いつかやる!」ということになっていたのだと思います。

 

それから数年たち、私は保育現場から離れておりましたが、教育学者の汐見稔幸先生の本と出会いました。

そこには、わらべうたが子どもの発達にとても良いことがビッシリと書かれていました。

興味がでた私は、他のわらべうたの本なども調べるうちに、「やっぱりそうか!」と再確認したような気持ちになりました。

 

育ちに良いわらべうたを、子育て中のママやパパに伝えたい!

孫を預かってもどうやって遊んであげたらいいかわからない、

おじいちゃんやおばあちゃんに伝えたい!

又、保育園の先生や幼稚園の先生に伝えたい!

そうすれば、保育がきっと充実し豊かになるはず・・・

というどうにもならない気持ちが湧きあがってきました。

そして活動をスタートしたのです。

 

子育てで、どんなふうに子どもと接していいのか悩んでいる

若いお父さんお母さんは沢山います。

もしかしたら、おじいちゃんおばあちゃんも困っているかもしれません。

具体的な方法を知れば、子育てがらくになり楽しくなるはずです。

次にもう一人産もうかーという考えにも、及ぶかもしれません。

 

そうして4年前に公民館と掛け合い、“わらべうた遊び”の教室を開いて頂くことが決まりました。

0・1・2歳児の親子を対象に、わらべうたを覚えて頂き、育児に役立ててもらう目的での活動です。

ところが、3回くらいやったところで、公民館から教室の打ち切りを申し受けました。

似たような子育て教室はすでにあるし、是非わらべうたでなくてもいいのではないかーという理由でした。

当時、長野市ではわらべうたが広がっていませんでした。

子育て支援として、まるまる1時間「わらべうただけ」を使った会は初めてだったのです。

わらべうたっていうと、お母さん方が集まらないのではないかと公民館では考えたようです。

 

私は、4~5回目以降からいよいよクチコミというものが広がり始めるのに残念だな・・・と思いました。

わらべうたが育ちに良いという先生方の本をたくさん読んでいたので確信に満ちていたのです。 

私の力不足で説明が足りなかったのだと反省し、すぐに他の公民館を探しました。

やはり!私の予想は当たりました。

6組とか8組だった参加者親子が19組にいきなり増え、次の月には33組になったのです。

 

こうして活動がスタートし、今年で5年目に入っております。

 

 

実は、毎回若いママたちにわらべうたの利点を説明しているうちに、新たにわかったことがでてきました。

説明するときに、社会問題とわらべうたを照らし合わせると、わらべうたの教育的効果がよりわかりやすいのです。

 

月に一度のわらべうた教室では、なかなか細かいところまでわらべうたの良さをお話しする時間がありません。

それでも、合間合間にできるだけコメントする形をとっていますが、

数ある社会問題を解決してゆく力がわらべうたにあるんです。

すごいんですー。それがわかってきたのでした。

 

昨年、飯綱町の保育士研修会と、三重県の保育士スキルアップ研修会で講演を行いました。

自分の考えていることを誰かに聞いて頂きたかったので、チャンスだと思い、“社会問題解決とわらべうた”の話をさせて頂きました。

三重県ではパワーポイントを使い、講演1時間、実践4時間という全部で5時間の研修会でした。 話を聞いて頂きたかったので、

まるで王様の耳を見てしまった床屋が、我慢できなくて穴に向かって「王様の耳はロバの耳」・・・と叫んでしまったかのように、研修会が終わったあとはスッキリしました。(例えがイマイチで済みません!)

 

聴講者の保育士のみなさんの感想はいろいろあったと思いますが、

しゃべらして頂いたうれしさで、家路につく間ずっと興奮状態でした。

確かアンケートの中に、

「わらべうたの大切さをあまり深く考えていませんでしたが、

心に関係すること、子育てに繋がることを知れて、

今後に生かしていきたいと思いました。」

という保育士さんの感想がありました。

 

教育学者でもない、私程度の力説を、

お時間頂戴し聞いて頂いて、いまでも感謝の念に堪えません。

 

三重県津市の葦が今ごろ、

風でそよぐたびに

「社会問題を解決するには、わらべうたがイイ感じ~~♪」

ささやいてくれているかな~?

 

今年は三重県桑名市にお伺いします。

  

2014年3月3日 はらやま

 

 

 

 自己肯定感の根幹はどうやってつくる?

 

 

 

コメント1へ返信

レオママさん、コメントありがとうございます。

お久しぶりですね。

もっと可愛い映像をねらってたのですが、でき映えはいま一つです。じつは2日続けて長野~山ノ内まで通いました。

1日目は外国人カメラマンのなかに紛れて勇気をだして歌いながら撮ったのですが、さすが恥ずかしく声がちいさくてイマイチで、2日目といえば、今度は天気が良すぎて、おサルさんがお風呂になかなか入らず残念でした。

2日も雪の山道を往復1時間かけて歩いたのは、我ながらしつこさを感じます。斜面から降り積もった雪がぽろぽろっと落ちてきたときには、ヤバイっ!自分はいったい何をしたくてどこに向かっているんだろう・・・一瞬考えました(笑)!

                   はらやま

 

    おサルさんの動画←こちらから

コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    レオママ (日曜日, 16 3月 2014 17:38)

    原山すごーい!
    一面に載ってる…♪‼︎
    おさるさんの動画、可愛いかったですよ♪ちょっとケンカしてたけど!笑
    歌に癒されましたー☆

  • #2

    レオママ (日曜日, 16 3月 2014 17:40)

    すみません、なぜか『さん』が抜けてしまいましたー!!