メディア関係取材

◆週刊長野新聞2014年3月1日(土)

記事全文
記事全文

                    

 

ひと模様「わらべうた」を広げる

 

「わらべうた」の輪を広げたいと、原山克江さん(54)=三輪=は4年前、朝陽公民館で、0~2歳児を持つ母親向けに「わらべうた遊びの会」を始めた。当初は10組ほどの親子だったが、今は40組近くが集まる。長野市内の保育園や幼稚園、育児サークルから声が掛り、月に4回ほど講座をもつ。三重県や青森県へも出向いた。

 

 昨年11月には長野市少年科学センターでも月1回の講座が始まった。「センターに来たら偶然開催していたので参加した」という親子や、子どもを膝に乗せながら歌う父親の姿が。「母と子が中心だった会に、いろいろな人が来てくれる機会になった」と原山さん。

 

 一時間に30曲くらいをテンポよく歌う。昔ながらの歌詞を、なじみある言葉にアレンジし、スキンシップや手作りおもちゃを使っての遊びを交えるのが原山流。

 

合間に子育てのコツや、歌の効能も話す。「家で口ずさむと、子どもが教わった遊びを始めた。歌っている私の心も軽くなる」と、毎回のように参加しているという母親もいる。

 

 子育てが一段落し、幼稚園教諭に復帰していた15年前、原山さんは未就園児の親子教室を担当。親が大半を仕上げてしまう工作教室に疑問を感じた。

 

「もっと親子で触れ合えることを」。幼いころ祖母と楽しく遊んだわらべうたを思い出し、千葉の研究会に学び、現在のスタイルをあみだした。

 

     ぼうず ぼうず

 

     かわいときゃ

 

     かわいけど

 

     にくいときゃ

 

     ぺしょん

 

 「子育ては大仕事。家族のお気に入りが何曲かあるだけで、暮らしはぐんと楽しくなる」

 

 

 

◆長野市民新聞2015年2月3日(火)

わらべ歌通し 親子の触れ合い

記事全文
記事全文

 

子供たちの遊びや生活から生まれた「わらべ歌」を生かした子育て講座が朝陽地区で人気だ。元保育士の原山克江さん(55)=三輪8=が講師を務め、若い母親が歌を通じて子供の触れ合い方を学んだり、懐かしい歌を聞くことで育児の疲れを癒している。

 

 原山さんが、わらべ歌に注目したのは5年ほど前。保育士として現場復帰を考えていた際に、わらべ歌に出合った。歌を通じて親子が触れ合うことで、信頼関係を築くことができ、言葉の発達など子供の育ちに重要な要素が含まれていることを知り、子育て支援のために広めようと決意。

朝陽公民館のほか、市内の保育園や幼稚園、子育て支援センターなどで講座を開いている。

 

 朝陽公民館では、3カ月~未就園児とその保護者、妊婦を対象に月1回開催し、毎回30組を超える親子が集まる。1時間の講座で歌うのは50曲ほど。「上がり目下がり目」「うまはとしとし」など、なじみのある歌を歌いながら親子でスキンシップをしたり手作りのおもちゃで遊ぶ。

 

 子供たちが原山さんのまねをして元気いっぱいに体を動かしたり、母親にくすぐってもらってうれしそうに笑う声が会場に響く。11カ月の長男、篤人君と参加した吉沢淳子さん(39)=川中島町下氷鉋=は「一緒に体を使って遊べるのでとても楽しいし、家でもできるのがいい」と笑顔で楽しんでいた。

 

歌の合間には「お母さんが歌いながら目を見て笑うことで、子供は愛されていると感じる」など、育児のポイントを挟む。原山さんは「核家族化が進み、子供と触れ合う方法が分からない若いお母さんも多い。わらべ歌は歌いながらスキンシップをしたり、自然と遊ぶことができる。大勢の人に良さを広めていきたい」と話している。

 朝陽公民館の2月の講座は24日午前10時~正午。申込み不要。入場無料。

【問】同公民館(☎243-7251)

(高原綾子記者)                       

 

 

◆SBCラジオ取材 2013年8月27日(火)

◆長野市民新聞 2010年3月9日(火)

                     記事全文

童歌で親子触れ合い

 

上松の画廊で教室18日

 朝陽公民館で乳幼児とその親を対象に「童歌(わらべうた)」で遊ぶ教室を開いている元幼稚園教諭・保育士の原山克江さん(50)=三輪=は18日、上松の画廊で初の教室を開く。昔ながらの童歌が親子のスキンシップに最適として、今年から本格的な普及活動に取り組んでおり、画廊という癒しの空間を活用してより多くの親子に広めたい考えだ。

 

癒やし空間を活用

 原山さんによると、童歌は、おもちゃがない時代に自然と顔や手を使って子供をあやす「あやし遊び」から生まれた。「だるまさん、だるまさん、にらめっこしましょ 笑うと負けよ、あっぷっぷ」「いないいないばあ」など、音域が狭く、歌詞も短いものからあるため簡単に覚えることができるという。

 原山さんは東大教授が研究する童歌の効果に着目。幼児虐待が後を絶たない中で、子どもへの接し方が分からずに悩んでいる若い親たちに紹介したいーと、幼稚園に勤めていた10年ほど前から構想を温め、今年1月から朝陽公民館で教室「わらべうたで遊ぼう」を月1回のペースで始めた。

 今回は「いろいろな場所でより多くの親子に広めたい」とする原山さんと、「絵に囲まれた空間でリフレッシュしてほしい」とする画廊「カンヴァス城山」の中村恵美子社長の考えが一致。赤ちゃんを抱っこしながら童歌を歌い、くすぐり遊びや手遊びを楽しむ予定だ。ゼロ歳児―2歳児の親子が対象で、午後1時30分から。会費は飲み物とケーキ付きで840円。

 原山さんは、「物があふれた現代は親子のスキンシップが減っている。わらべ歌の良さをあらためて見直し、生活の中で生かしてほしい」と呼び掛けている。

 

◆Do!sulどうする? 2013年6月20日(木)