No.72 みどり湖パーキングエリア、白樺亭のおばちゃん

もくもく上がる湯気のむこうで、おばちゃんたちの話し声が聞こえる。

もめているようでもあり、ただ仕事の段取りをしているようでもあり。。。どちらにもとれるような少し大きい声は、中央高速道上り、みどり湖パーキングエリアの食堂である。トラックの運転手を対象にしているドライブインの雰囲気だ。

 

めずらしいな♪ と思う。他のサービスエリアをいくつも知っているが、こんなふうに。。。実家の台所の雰囲気をもったところはない。

おばちゃんたちの熱気は、立ち上がる湯気や鶏のから揚げを揚げる油の温度によるものだけではないだろう。

調理場の人数も多い感じだし、 ここのおばちゃんたちは、熱い!!

 

「コーヒーのお客さんどうぞー!!」

「あっ!!お客さん !! 横にあるから・・・!」

 コーヒーメーカーの横にあるミルクと砂糖をすすめてくれるのだ。

遠慮しないで好きなだけもってってーという調子である。

私はブラックで飲むのでミルクは入れないのに、

この徹底した決めつけ感に脱帽。。。(笑)。

おせっかいてきなサービスが、これから会いに行く母親を思い出しつい笑ってしまった。

 


たとえば、東京西新宿のモーニングカフェ。一歩入った途端、しまった~!!。。。注文してからの流れがわからない!!

自分の持ってる情報をすべて駆使し、中のシステムをつかみ取らなくてはコーヒーが飲めない。

後ろから容赦なく客がはいってくる。早くしなくちゃ・・・!! 

 こんなとき、もたもたしていたら、ヒンシュクをかうに決まっている。

とにかくこの場をやってのけなければいけない。

東京は、スピードについていけないものは、はじかれる感がある・・・。

両方ともコーヒーを飲みたくて入っただけなのに、都会と地方ではこうも違うのだ。熱いに対して冷えを感じてしまうのが都会なのだ。

 

お客様へ

現代のモーニングカフェは、入口にてメニューをできるだけすみやかにお決めになってから、レジで注文しお金を払い、好きな席につきます。しばらくして、店員が番号札と水をもっていきますから、お席で静かにお待ちください。その番号を頼りにのちに、モーニングやコーヒーをお運びするシステムになっております。混みあっているいる場合は、お時間がかかりますが、必ずやお伺いいたしますので、手をあげたり呼びとめたりなさらないようお願い申し上げます。

日本の経済をリードする第一線で働く企業戦士が、朝刊を読んだり、一日の段取りをしたりする場でもありますので、そこのところくれぐれもよろしくお願いいたします。

 

こんな説明書きを店頭に出してもらいたいですねぇ。

クールでスマートに振る舞えなければ入っちゃいけないっていう威圧感がありますからねぇ。

それが嫌なら入っていただかなくても、うちは儲かってますからいいですよ~って“ はじく ”のが、都会なんでしょうかね。

前に軽井沢のアウトレットの中にある自然食のレストランでは、確か入口にバイキングということもあるのか、当店のお食事を楽しんでいただくためのシステムみたいなものがあった。

 

 

みどり湖パーキングエリア(上り)、食堂白樺亭の昼は、今日も熱い!! 

営業マンやサラリーマン、トラック運転手で混みあっている。

 

「キムタクですね。少々お待ちください!」

「キムタクでーす!」

厨房の中の人に声を掛けている。

「カラコロでーす!」

「山賊でーす!」

かんたんに聞き流せない料理名もよく考えられている。

なになに???・・・キムタクだったら、私も欲しいなぁ・・・(笑)。

             (白樺亭⇒上りと下りでは、メニューが違います)

 

大きな声は・・・自信と勇気と客を呼び込む!!  熱いですよ本当に(笑)。

不思議だ~。こんなちっぽけなパーキングエリアが、昔から混んでいるのだから。

よし♪ 私も子育てママたちが集まってきたくなるような熱い作戦をたてよう。 たとえばハイ♪ キムタクわらべうたで~す・・・

マツジュンわらべうたで~す・・・♪ 等々)^o^(

 

 

 

            2012年3月21日        はらやま

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