こんばんは
はらやまです
先週の日曜日
皇室日記では
(いつも、観ているわけではありませんが、たまたまつけたら)
文化功労者に選ばれたユーミンが
綺麗なお着物をきて
両陛下と会話をしていました
わあ~ユーミン
素敵~
思わず、テレビの前に駆け寄りました
そうだ!
久しぶりにユーミン 聴こう
〝ユーミン万歳〟の
DISC2をかけてみました
就職して間もない頃だっけ
職場の友達と
背の低い男の子には悪いけど
これって あるよね~と
話したのは〝♪5㎝の向こう岸〟
どのくらい経ったかな
40年過ぎてる
久しぶりに聴いてみて
こんな美しいメロディーだったかと
ため息がでた
切ないストーリーなのに
最初からわかってたのは♪♪♪
パンプスは履けないってこと~
と、とても可愛らしい音楽で始まる
天才、天才~
ユーミン 万歳
なんて、可愛いんだろう
サビになると、今度は
美しくて 悲しいじゃあないか
ララ ラララララ~
ララ ララララララ~
う~ん
普通の話し言葉に
美しいメロディーが
乗っかっていて
本当に感動する~
神業だと思う
こんどは
〝ノーサイド〟が流れた
イントロを聴いただけですぐにわかる曲だ
悲しい感じがする
有名な曲だけど
ラグビーって知らないんだよね
そう思っていると
次の歌詞で
うっ・・・
♪何をゴールに決めて
何を犠牲にしたの~?
老年の私にユーミンが問いかけてきた
いったい
何をゴールに決めて
何を犠牲にしてきたんだろう?
わたしの人生
子ども達が学生だった頃
もうちょっと
食事を手作りしてあげたかったな
そこ、犠牲かなあ・・・
人生と重なる歌詞があるとは
知らなかった・・・
〝ノーサイド〟
すごすぎるよ~深い
*
今朝、母の夢をみて目が覚めた
ベッドから起き
「あぁ、めずらしく母の夢をみたんだ」
と思っていると
ノーサイドの歌詞が浮かんできて
昭和初期に生まれた母は
いったい〝何をゴールに決めて
何を犠牲にしたんだろう?
認知症になる前は
退職後
長年培った助産師の経験を活かし
母乳マッサージの手技を
自分なりに確立し
助産院を開業しました
地域では〝おっぱいの神様〟などと
呼ばれ
学生も勉強にきていました
母は、輝いてみえましたし
母のようになりたいと
ひそかに思っていました
以前、押し入れから出てきた
通知表をみて
大変驚いたことがあります
10段階の成績が
ほとんど10で たまに9でした
いよいよ食事が食べれなくなったと
介護施設から連絡が入ったのは
2週間前です
兄が連絡をくれました
*
6週間前に出版された
田坂広志先生の著書
「死は存在しない」を
読んでみると
田坂広志 著「死は存在しない」

死後の世界は
「ゼロ・ポイント・フィールド」である
という仮説が書かれていて
喜んでいいのか 悲しんでいいのか
わかりませんが
本文には次のようにあります
- 唯物論的科学は、世界のすべては「物質」の性質から説明できるとする立場に立つが、現代の最先端科学、特に量子科学の世界を究めていくと、そもそも、その「物質」そのものが、確固として存在するものではなく、非常に不確かな存在であることが明らかになっている。実際、我々の目の前にある世界を日常感覚で見るならば、「物質」とは、観ることも、触ることもできるものであり、目の前に明確に「存在」し、「質量」や「重量」を持ち、どこに存在しているかという意味での「位置」も明確に分かるものであるが、一方、この世界を、極微のレベル、原子よりも遙かに小さな「素粒子」のレベルで観察するならばそうした日常感覚で捉える「物質」という存在が「消えて」いく。
- 現代の最先端科学は、この世界の本質は「物質」ではなく、「波動」であり、「エネルギー」であることを明確に示している。
とあって
- 結論から述べるならば「現実自己」が死を迎え、消え去った後も、ゼロ・ポイント・フィールド内の「深層自己」は、残り続ける。
- すなわち、我々の意識は「現実世界」の「現実自己」が死を迎えた後、このゼロ・ポイント・フィールド内の「深層自己」に中心を移すのである。
- そして、フィールド内にすでに存在する様々な情報、フィールドに新たに記録される様々な情報と相互作用を続け、変化を続けていくのである。
と大変難しいです
これまでの「科学」は、「死後の世界」の存在を、否定してきた。それゆえ、「死後の世界」を肯定する「宗教」とは、決して交わることがなかった。しかし、近年、最先端量子科学が、一つの興味深い「仮説」を呈示している。その「新たな仮説」は、「死後の世界」が存在する可能性を、示唆している。では、その「仮説」とは、どのようなものか、どのような科学的理論か。もし、その「仮説」が正しければ、「死後の世界」とは、どのようなものか。この「死後の世界」において、我々の「意識」は、どうなっていくのか。もし、この「仮説」が正しければ、それは、この人生を生きる我々に、何を教えるのか。もし、この「仮説」が正しければ、「科学」と「宗教」は、融合していくのか。本書は、そのメッセージを語ったものであるが、本書で述べる「最先端量子科学が示す新たな仮説」とは、「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」と呼ばれるものである。
亡くなったあと
「自己意識」は残って
変化し続けるとしても・・・
結局、「波動」や「エネルギー」になってしまうのかもしれない
と思うと
かなりショックでした
でも、私は読み進めるうちに
自我が消えていく
っていうか
無我の境地になるっていうか
とても静かな気持ちに
なっていきました
田坂先生はこの本を
- 「死」を直視すべきときを迎えている方々
- 「科学」にも「宗教」にも疑問を抱かれている方々
- 最先端量子科学の「仮説」に興味を持たれている方々
- 人生で「不思議な体験」が起こる理由を知りたい方々
- 肉親の「死」について切実な思いを抱かれている方々
- 「死」についての思索を深めたい方々
に向けて書いたそうです
2022年10月30日
(今から約一か月前)
に初版の発行があり
既に4刷も発行されている
注目の書です
私がこの本を手にとったのは
かねてより
田坂広志先生に私淑して
いたからで・・・
偶然ですが
母のことを考えるのにも
重なりました
読後に〝ノーサイド〟のイントロと
歌詞が
悲しくも静かに
頭の中を 流れてきました
♪ 人々がみんなあなたを忘れても ここにいるわ
何をゴールに決めて
何を犠牲にしたの 誰も知らず
歓声よりも長く
興奮よりも速く 走ろうとしていた あなたを
少しでもわかりたいから
人々がみんな立ち去っても私 ここにいるわ
2022/12/08