NO.498 だるまさんが転んだーわらべうた

2017年2月
2017年2月

 

 

 

こんにちは

はらやまです 

 

 

 

保育園児の声がしたので

あわてて

公園をのぞいてみました

 

 

 

すると

鬼が中央の木に顔をつけて

「はじめのいっぽ」

「だるまさんがころんだ!」

とやっています

 

 

 

わぁ~

だるまさんが転んだじゃん

 

 

 

消失してしまった

と思われている

昔遊びの〝わらべうた〟が

今、まさに遊ばれています

 

 

 

目に焼きつけなくては…

焦る気持ちをおさえながら

ベランダから つま先立ちで

見学です

(私は〝わらべうたの伝承〟をしています)

 

 

 

確か、  民族音楽学者

小泉文男 先生は

 

  • こうして大人の気づかない世界で、このわらべうたという無数の生きものは、どんなに無視されても、圧迫されても、僅かな隙間から子どもの心の中に飛び込み、新しい生命をかちとって広まっていく

 

と著書「子どもの遊びとうた

わらべうたは生きている」

のなかで書いていました

 

 

 

2017年

まさに ここで生きています

 

 

 

 

 この〝だるまさんが転んだ〟

という伝承遊びは

私が子どもの頃

毎日遊んだ「わらべうた」です

 

 

 

私は昭和の子どもでした

 

 

 

 友達を助けるんだ!という

正義感・リーダー的な気持ちの

育ちが気に入っています

 

 

 

是非

6~8歳の子どもさんに

遊んでもらいたい

〝集団遊び〟です

 

 

 

他には

  • エネルギーの発散
  • バランス感覚
  • とっさの判断力
  • ルール感覚
  • 手と手のふれ合う体験

の育ちがあります

 

 

 

でもやっぱり

一番好きなのは

正義感やリーダー的な気持ち

が育まれるところ

 

 

 

あそぼー あそぼーと

無邪気に遊んでいる

子ども達の心を

後半から

「仲間を助けなければ!」

の勇気ある気持ちにもっていって

くれるんですから

 

 

 

他にも

「だるまさんがころんだ」と

鬼が振り向いたとき

ストップする敏捷性など

育ちの特色はありますが

 

 

 

この正義感やリーダー的な気持ちの

育ち

他には見られない 本当に

よく出来た遊びだなあと思うんです

 

 

 

 誰かを助けたい!

そういう心を育成する遊びなのです

 

 

 

2017年2月

 

 

ーだるまさんが転んだの遊び方ー

 

鬼を決め、壁や木など鬼のいる場所を決めます。子どもは「はじめの一歩」と言って一歩前へ進みます。鬼は後ろ向きに立ち「だるまさんが転んだ」と言ってから振り向きます。

 

鬼が振り返ったら静止!鬼の見てぬ間にこっそり近づくという遊びで、鬼が振り返ったときに動いている人は、名前を呼ばれて鬼につかまり鬼と手をつなぎます。それをくり返し、全員つかまえたら鬼の勝ち。一番最初につかまった人と鬼が交代。一人もつかまらずにだれかが鬼にタッチしたら鬼の負け。

 

また、

鬼に見えないように、つかまっている子の手を「切った!」言いながらチョップで切ると、仲間を助けることができます。

鬼は手を切られたらすぐに後ろを向き「だるまさんが転んだ」と言い、子はその間にげます。鬼が「ストップ」と言ったら子はその場に止まります。鬼は「何歩?」と聞いて、手を切った子は「大また5歩」や「小また10歩」と条件をつけて答えます。鬼はその歩数内で子に近づきタッチできたら、タッチされた子が次の鬼となります。

 

 

 

 

 

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