こんにちは
はらやまです
保育園児の声がしたので
あわてて
公園をのぞいてみました
すると
鬼が中央の木に顔をつけて
「はじめのいっぽ」
「だるまさんがころんだ!」
とやっています
わぁ~
だるまさんが転んだじゃん
消失してしまった
と思われている
昔遊びの〝わらべうた〟が
今、まさに遊ばれています
目に焼きつけなくては…
焦る気持ちをおさえながら
ベランダから つま先立ちで
見学です
(私は〝わらべうたの伝承〟をしています)
確か、 民族音楽学者
小泉文男 先生は
- こうして大人の気づかない世界で、このわらべうたという無数の生きものは、どんなに無視されても、圧迫されても、僅かな隙間から子どもの心の中に飛び込み、新しい生命をかちとって広まっていく
と著書「子どもの遊びとうた
わらべうたは生きている」
のなかで書いていました
2017年
まさに ここで生きています
*
この〝だるまさんが転んだ〟
という伝承遊びは
私が子どもの頃
毎日遊んだ「わらべうた」です
私は昭和の子どもでした
友達を助けるんだ!という
正義感・リーダー的な気持ちの
育ちが気に入っています
是非
6~8歳の子どもさんに
遊んでもらいたい
〝集団遊び〟です
他には
- エネルギーの発散
- バランス感覚
- とっさの判断力
- ルール感覚
- 手と手のふれ合う体験
の育ちがあります
でもやっぱり
一番好きなのは
正義感やリーダー的な気持ち
が育まれるところ
あそぼー あそぼーと
無邪気に遊んでいる
子ども達の心を
後半から
「仲間を助けなければ!」
の勇気ある気持ちにもっていって
くれるんですから
他にも
「だるまさんがころんだ」と
鬼が振り向いたとき
ストップする敏捷性など
育ちの特色はありますが
この正義感やリーダー的な気持ちの
育ちは
他には見られない 本当に
よく出来た遊びだなあと思うんです
誰かを助けたい!
そういう心を育成する遊びなのです
2017年2月
ーだるまさんが転んだの遊び方ー
鬼を決め、壁や木など鬼のいる場所を決めます。子どもは「はじめの一歩」と言って一歩前へ進みます。鬼は後ろ向きに立ち「だるまさんが転んだ」と言ってから振り向きます。
鬼が振り返ったら静止!鬼の見てぬ間にこっそり近づくという遊びで、鬼が振り返ったときに動いている人は、名前を呼ばれて鬼につかまり鬼と手をつなぎます。それをくり返し、全員つかまえたら鬼の勝ち。一番最初につかまった人と鬼が交代。一人もつかまらずにだれかが鬼にタッチしたら鬼の負け。
また、
鬼に見えないように、つかまっている子の手を「切った!」言いながらチョップで切ると、仲間を助けることができます。
鬼は手を切られたらすぐに後ろを向き「だるまさんが転んだ」と言い、子はその間にげます。鬼が「ストップ」と言ったら子はその場に止まります。鬼は「何歩?」と聞いて、手を切った子は「大また5歩」や「小また10歩」と条件をつけて答えます。鬼はその歩数内で子に近づきタッチできたら、タッチされた子が次の鬼となります。
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