NO.617 わらべうたから学ぶ3のリズム:堀紘一著「戦略の本質」

 

 

 

わらべうたを大別すると

1.乳幼児向けのわらべうた

2.園児から学童向けのわらべうた

の二つに分けることができます

 

  

乳幼児向けのわらべうたは

〝愛情をたっぷり受けて、健やかに

育ってほしい〟と願った子どもへの

思いがうたわれています

 

 

安部ヤエさんの 著書

『わらべうたで子育て』

によれば

発達にあわせて

赤ちゃんのがんばりと意欲を

励まし

  

 

その励ましが

体の発達だけでなく

大人と子どもの気持ちの行き来となり

一歳前後の赤ちゃんと親の

愛着関係をつくります

 

 

ちょち ちょち ちょち

のび のび のび

すべ すべ すべ

れろ れろ れろ

ごろん ごろん ごろん

つんく つんく つんく

立った 立った 立った

待て 待て 待て

高い 高い 高い

てんこ てんこ てんこ

 

  

一歳前後の赤ちゃんへの「わらべうた」ですが…

  

 

お気づきになりましたか?

どれも、3回のくり返しになっています

  

 

まわりの動植物や自然に向かって呼びかける

「呼びかけのわらべうた」には

次のようなものもあります

  

 

ちゅん ちゅん ちゅん

わん わん わん

かあ かあ かあ

めえ めえ めえ

にょろ にょろ にょろ

ぴょん ぴょん ぴょん

にゃー にゃー にゃー

ぽか ぽか ぽか

さむい さむい さむい

  

 

こちらも3回のくり返しで

語りかけます

 

 

実際に遊んでみると

やはり

2回くり返すより

3回のほうがしっくり

できることが分かってきます

 

 

わらべうたをやり始めたとき

3回のリズムにすぐ気付きました

 

 

そして

講座で実際やっていくうちに

3回×3回がいいことにも

気付きました

こちらは

講座を進める側からの

方法論として気付いたわけですが…

  

 

リズム良く伝えるためには

3回がいいのです

「3」という数字に何かあるなぁ…

怪しんだ瞬間でもありました、笑

 

 

 約9年くらい前になりますが、わらべうた講座を見学された方に、わたしが「3回くり返すといいですよ。」とコツのようなものをお話ししたとき、「え?3って何ですか?今、3回っておっしゃいましたよね。」と質問した方がありました

 

  

そのときは

「リズムがちょうどいいので」

くらいにしか

説明できませんでしたが…

堀紘一さんの著書を

読んでいた私は

  

  • 3という数字にもっと深い何か、特別な意味があることをつかんでいました

 

いつか時が来たら

(というのもへんないい方ですが…)

はっきり話せるようにしよう!

と思っていたのです

  

 

日本人のアイデンティティーにつながる

特別な「3」だと

思うわけです

 

 

先日「戦略の本質」という

堀紘一さんの

一年前に出た(2017年7月4日発行)

本を読みました

私としては

「人と違うことをやれ!」

からかなり久しぶりです

 

 

わかる

 

 

すごくわかる

よしっ

〝3の時が来た!…〟

と思いました

 

 

次の文をご紹介します↓

 

 

 

「三」という数字が持つ意味

P13

  • お宮さんの木の寿命はおよそ300年。企業や人間の世代交代はおよそ30年。300年の10分の一のスパンである。「三」という数字は不思議なもので、あらゆるところに登場する。たとえば、春夏秋冬の四季は、一年一二カ月を四つに割って、およそ三ヵ月。株式の世界でも「小回り三ヵ月、大回り三カ年」という言葉がある。値上がりしている株も、だいたい三ヵ月ぐらい経つと、下がり始める。下がってきて冴えないなと思っていても、また三ヵ月ぐらい経つと、回復してくる。三ヵ月スパンで小さく上下を繰り返すのだ。……オリンピックのメダルもそうだ。……ベスト三を決めている。地球上の営みで、「三」というのは非常に意味のある数字だというのが、私の見立てである。……もう一つ「三」で重要なこと。どんな業界でも上位三社は生き残れる。もっとも不況時のナンバー三は、収益がトントンにまで落ちるが。そして倒産するのは通常四位以下である。……これは業界を問わず、ビジネス全般に通じる。

 (堀紘一著 「戦略の本質」より)

 

 

 

そもそも、

3回に関しての発想ルーツは

初めから堀紘一さんの著書

「人と違うことをやれ!」

だったわけですが…

 

 

わあー

なるほど

そっか

マジー?

マジっすか!

 私の興奮は収まりません

 

  

わらべうたの「くり返しことば」は

「キーワードをくり返すと

相手は受容されたと思う』

という高度なテクニックを

つかっています

その繰り返しを3×3で9回くらいすると

相手に共感の気持ちを示すことができ

スキンシップとともに

愛着関係作りができる

というのが

堀紘一さんの本を読んで

発想した私の見立てです

 

 

2018.7.17 はらやま

 

 

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