NO.1182  わらべうたの教育力とは「わらべうたは子どもの学力を伸ばす?」著書『運動脳』より

 

 

 

こんばんは

はらやまです

 

 

私はわらべうたの伝承活動を

しています

 

 

あけぼの幼稚園のカリキュラムに

入れて頂き、子ども達に

わらべうたを教えるなかで

毎回、驚きがあります

 

 

わらべうたは

子どもの敏感期に

ピッタリ合った教育ができる

本当に見事な遊びなのです

 

 

今日は

歴史的ベストセラーといわれる

スウェーデンで

67万部超読まれた

アンデシュ・ハンセン著

『運動脳』より

〝わらべうた〟が子どもの教育に良いこと

特に〝脳の発達〟に効果的だと

いうことをお伝えするブログです

 

 

本文に直接〝わらべうた〟という

言葉はでてきませんが

 

 

著書『運動脳』で述べている

〝運動〟は

まさに子ども達の〝わらべうた〟です

 

 

〝わらべうた〟は

かなりの運動量です

歌だけと思っている方も多い

のではないでしょうか?

 

 

わらべうたとは

歌と遊びが一緒になっている

子どもの〝運動〟なのです

 

 

わらべうたには10歳くらいまでの

メニューがあって

スポーツ教室に通わなくても

子ども達で

遊ぶことができるように構成されているんです

 

 

本文では

〝運動〟と〝学習〟は連動しており

運動をすることで

記憶力の土台ができる

実はそれが、学力テストの順位も

上げるというのですから

著書を読んでみたくなりますよね

 

 

科学でも証明された

わらべうた遊びの部分を

本文からご紹介します

 

 

『運動脳』アンデシュ・ハンセン著(本文より抜粋)

 

  • 学力テストで順位を上げるには、指導法やクラスの人数といったものではなく、本当に目を向けるべきは、身体活動にこそ着目すべきなのだ。現代の子どもたちは決して充分に身体を動かしているとはいえないのである。
  • 事実、子ども達の学力に影響を与えるものは、教室で座って学ぶ内容ばかりではない。学童期や思春期の生徒が運動をすると学習能力が向上することは、科学がはっきりと証明している。
  • 学校での体育の時間は、(中略)数学や国語の学習内容が、すんなり頭に入るための土台づくりになるのだ。
  • 運動が子ども達の基礎的な学力ーいわゆる「読み・書き・計算」の力を伸ばすことがはっきりと立証された場所は、スウェーデン南部スコーネ地方のブンケフロという町の小学校だった。調査の対象となった2つの小学校では、時間割に体育が毎日組み入れられた。(中略)この生徒たちが特別な指導を受けたわけでもないのに、算数や国語、英語でもよい成績を取ったことである。しかもその結果は何年も続いた。ただ体育の授業を増やしただけで、生徒のほとんどが優秀な成績で学校を卒業したのである。また、この効果は、男子生徒に目立って現れた。学校の成績はたいてい女子が男子を上まわるものだが、体育が毎日行われたクラスでは、男女差はまったく見られなかった。このような目覚ましい結果をもたらした学習メソッドはそれまでなかった。

 

 

 

スウェーデンだけでなく

アメリカの研究チームも

運動と学力の関係を科学的に

明らかにしています

「体力」が知力を決めることが

次第にわかってきているのだそうです

 

 

【本文より】

  • 運動で高まる能力は、注意力や記憶力だけにとどまらない。今の時点では、4歳から18歳までの子どもが運動すると、ほぼすべての認知機能が高まることがわかっている。複数の作業を並行して行うことや、ワーキングメモリー、集中力、決断力ーこういった能力がすべて向上するのである。これが学校なら、算数、読解、問題解決の能力に関する科目の成績が伸びることが目に見えてわかるだろう。

 

 

以上、本文からの抜粋でした

 

 

 

 

わらべうたは

庶民が脈々と伝えてきた

「体育」的な

教育システムでもあります

 

 

飯島吉晴先生は

わらべうたの全体像を次のように

表現して下さっています

 

 

  • 元来伝承遊びは、子供たちが各自の体力や能力に応じて、その場の状況にあわせて、皆で創意工夫しながら遊ぶものである。何よりも自主的で自律性をもった自由意志による行為であり、いついかなるところでもでき、しかも子供の発達状況に応じて無意識の腕と体を鍛え、知力を磨きあげることができる点である。子供たちはこの遊びを通して、自らの心身の要求やエネルギーを健全な形で発散できるだけでなく、さらに自然との触れ合いや社会生活のルールを身体で学び、心身の全体的な発達を促進できるのである。(著書『子供の民俗学』より)

 

 

 

いかがでしたか?

今回は、「わらべうたの運動は子どもの学力を伸ばす」

について、著書『運動脳』から

ご紹介しました

 

 

子どものIQの半分以上は

遺伝で決まるという

不都合な傾向があったとしても

 

 

この〝体育(運動)が子ども達の学力を伸ばす〟

ということを使えば

未来がワクワクしてきます

 

 

本文の中にも

遺伝子で「あなたの将来」は

決まらない(p279)と

うれしいことが

書いてあります

 

 

是非、まだ『運動脳』を

読んでない方は

読んでみてください

 

 

2023/02/09

 

 

 

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