メディアの影響力は大きい。
今、子育ての出発点につまずく若い親が多い。
それを重く捉えて、毎日CMで乳幼児期には「食事と同等に愛情を与えることが重要なんですよー」と、くり返しくり返しやって欲しいと思います。(あと、真っ暗にした睡眠の大切さも…)
ちょうど、一昨日「母になる」という沢尻エリカさん主演の、テレビドラマが最終回を迎えました。 そこで、児童福祉士役の中島くん(平成ジャンプ)が、大変良いこと言ってくれました。
「僕はわりと保守的で、3歳までに母親からタップリ愛情を受けた子は大丈夫だって考えなんです…コウ君を見ていてもそう思います。今も思ってます。コウ君すごく理不尽な状況におかれたのに、よく心が歪まなかったなあって…それは、コウ君が3歳までに母親からタップリ愛情を受けて育ったからだなって。自信をもって下さい。負けないで下さい。母親はゆいさんです。」
9年間誘拐犯と暮らし、やっと実の母親のもとに戻ってきて、再び母親になっていくというドラマです。
ソニーの創業者であり、幼児教育の可能性を長年追求してきた井深大著 「心の教育」では、次のようなことが書かれています。
『最近の研究では、生まれた直後から三ヵ月くらいのあいだ、母親の愛情が与えられなかった子どもは、〝満足する〟という性質が育ちにくいといわれ、この〝満足感〟の欠如が、今日の暴力問題に結びついているのではないかと指摘されています。つまり徳育といったものを身にけるにも、〝臨界期〟があると考えられるのです。 このように、あることをほんとうに身につけるには、時期がひじょうにたいせつで、そうした時期をはずしてしまうと、いくら教えても、また本人がいくら覚えようとしても、なかなか身につかないということがあるのです。』
『たとえば生まれた直後のネコを、横線だけを引いて縦線のない箱の中に十日から二週間閉じこめておくと、そのネコは縦線が見えなくなってしまいます。そのあとどうやっても、縦線を見る能力が育ってこないのです。このように、動物が本来持っている能力や本能も、その能力が育つ時期というものがあり、その時期をはずしてしまうと、その能力を身に付けることができなくなるというわけです。』
人間形成の土台ともいうべき乳幼児期に、日本中の赤ちゃんが、母親からタップリのスキンシップと愛情を与えられますよーに💛 どうぞ!CMで毎日流してください!!
(中島君は、昔やってた〝はいすくーる落書き2〟の吉岡先生の顔を連想させてとても良かったです。はいすくーる落書き2は、教師役の斉藤由貴さんと加勢大周さんがいい雰囲気で、中島君ってどこか加勢大周さんに似ていませんか~?)
2017.6.15 はらやま